という疑問を持つ方に向けた内容となっています。
알다、살다のように日常的によく使う単語にもㄹ(リウル)変則が適用されています。
間違って活用すると、言いたいことも伝わらず、相手の言うことも聞き取れないので、正しく身につける必要があります。
それでは、見ていきましょう!
目次
ㄹ(リウル)変則とは?
팔다に놀다…というように、語幹に「ㄹ」が付く単語はたくさんあります。
実は、これらの単語は普通の韓国語の活用とは異なり、「ㄹ変則活用」が適用されます。
ちなみにㄹとは別に、르変則もあるので混同しないように!
暗記ではなく使って慣れよう!ㄹ(リウル)変則のルール
「ㄹ変則活用」に関する一般的な解説です。
語幹に「ㄹ」が付く単語が、「ㄴ 、ㅂ、ㅅ」で始まる語尾と結合する時にㄹが脱落します。
ㄴ 、ㅂ、ㅅで始まる語尾とは、例えば「는」や「ㅂ니다 /습니다」などです。
単語の例を取り上げて活用を見た方が早いです。
次からはㄹの単語2つの活用を見てみましょう。
ㄹ(リウル)活用の単語の活用例「알다」と「만들다」を見てみよう!
どちらも日常生活で頻出の単語です。韓国ドラマでもよく耳にする単語でもあります。
알다
凄く意味の広い単語です。
意味
- 知る、理解する、わかる
- 顔なじみである
- かかわる
- 判断する
- 承知する
などの意味がありますが、どの意味でもよく使われています。
活用
現在&過去 原形 | 現在:알다 過去:알았다 |
---|---|
現在&過去 丁寧形(ハムニダ体) | 現在:압니다 過去:알았습니다 |
現在&過去 아/어(へヨ体) | 現在:알아요 過去:알았어요 |
現在&過去 フランク(パンマル) | 現在:알아 過去:알았어 |
ハンダ体 | 안다 |
仮定形 | 알면 |
逆接(例文あり) | 알지만 |
連体形(例文あり) | 現在:아는 過去: 안 未来:알 |
尊敬形(例文あり) | 아시ー |
例文
- 「아는형님」,봤어?(「知っているお兄さん」<注:韓国の人気テレビ番組>、見た?)
- 너는 알 필요가 없어.(お前は知る必要はない。)
- 최근 안 사실이 충격적이였어. (最近知った事実が衝撃的だった。)
- 아시다시피 그 사람이 이제 여기에 없습니다.(ご存知のように、その人はもうここにいません。)
- 사실을 알지만, 모르는 척 했어.(事実を知っているが、知らないふりをした。)
만들다
この単語も意味は広いです。
- 作る
- 書く
- 編集する
- 制定する
- 設立する
- (借金などを)つくる
- 生み出す
- 引き起こす
など、総じて「作る」という意味になります。
活用
現在&過去 原形 | 現在:만들다 過去:만들었다 |
---|---|
現在&過去(例文あり) 丁寧形(ハムニダ体) | 現在:만듭니다 過去:만들었습니다 |
現在&過去 아/어(へヨ体) | 現在:만들어요 過去:만들었어요 |
現在&過去 フランク(パンマル) | 現在:만들어 過去:만들었어 |
ハンダ体 | 만든다 |
仮定形 | 만들면 |
逆接 | 만들지만 |
連体形(例文あり) | 現在:만드는 過去:만든 未来:만들 |
尊敬形 | 만드시ー |
例文
- 저녁을 만듭니다.(夕食を作ります。)
- 내가 만드는 과자는 맛있을 거야.(私が作っているお菓子は美味しいだろう。)
- 친구가 만든 책을 읽어 보자!(友達が作った本を読んでみよう!)
- 과자라도 만들까요?(お菓子でも作ろうか?)
만들까요?のように、語幹に「ㄹ」が付く単語が「ㄹ」で始まる語尾と結合する時にもㄹが脱落します。
(例)
- 만들다 +ㄹ까요 =만들까요
- 만들다+ ㄹ 수 있다= 만들 수 있다
通常なら太字の部分はパッチム有無でㄹ/을が決まりますが、ㄹ語幹の場合は無条件でㄹになります。
ㄹ(リウル)変則となる日常生活で頻出の単語
よく使うㄹ変則の単語をまとめました。(動詞や形容詞が混ざっています。)
他にもたくさんあります。
上記の法則に当てはめてみながら活用方法に慣れましょう。
살다 | 生きる、暮らすなど | 빨다 | 洗濯するなど |
길다 | 長い | 달다 | 甘い |
울다 | 泣く | 힘들다 | つらい、苦しい |
팔다 | 売る | 열다 | 開ける |
놀다 | 遊ぶ | 멀다 | 遠い |
例文
알다や만들다で紹介していない活用の例です。
알다や만들다も同じ例文にする時は以下のように活用します。参考にしてみて下さい。
- 너가 우니까,나도 슬퍼요.(あなたが泣くから、私も悲しい。)
- 여기서 야채를 파세요?(ここで野菜を売られているのですか?)
- 어머니는 어디에 사십니까?(お母様はどこにお暮しになっているの?)
ㄹ(リウル)変則[まとめ]
ㄹ(リウル)変則をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
알다などは尊敬形なども含めて色々な活用が、ドラマで頻繁に使われているのを耳にします。
ㄹ(リウル)変則を正しく色々な活用ができるように、身体にしみつくまで各パターンを練習してみてください。