という方に向けた内容となっています。
韓国に在住している私が韓国語は難しいと思う点の一つは二重パッチムです。
未だに読み方が曖昧なので、この際に韓国語の二重パッチムの読み方のルールをまとめました!
目次
意外に多い!韓国語の二重パッチムの単語
ちなみに当記事の冒頭で出てきた「핥다」はカタカナで読み仮名を振ると「ハルタ」と発音します。
パッチムは2つあるのに、1つしか読まれないのです。
「핥다」だけを見ると二重パッチムは難しいと感じますが、韓国語で二重パッチムの単語は、基礎単語にも出てきます。
例えば、単語として使ったり、文法の一部として含まれていたりする없다や있다も二重パッチム。
日常生活でよく使う앉다なども二重パッチムです。
韓国語の二重パッチムの単語の読み方のルール
없다、있다、앉다、핥다といくつかの単語を見ただけでも、パッチムの組み合わせはすべて違いますね。
二重パッチムの組み合わせは10以上あるらしいです。
これらの二重パッチム、読み方に関してはある一定のルールが該当します。
大部分の二重パッチムの単語は、二重パッチムの左側パッチムを発音せよ。
※ただし、例外あり。重要なので当記事後半も参照してください。
二重パッチムの読み方の具体例
- 「여덟」<ヨドル>(意味:8)
数字については韓国語に2つある数字の数え方!使い分け方や読み方は?を参考にしてみて下さい。
- 싫다<シルタ>(意味:嫌だ)
ついでに、싫다を含めて韓国語の感情に関する表現についてもっと知りたい方は、感情を韓国語で表現したい!喜怒哀楽やその他の感情表現をご覧ください。
韓国語の二重パッチムの読み方の例外
すべての二重パッチムがパッチムの左を発音するなら簡単なのに、右側を読ませる二重パッチムもあります。
- 二重パッチム「ㄹㅁ」
- 二重パッチム「ㄹㄱ」
- 二重パッチム「ㄹㅍ」
- 単語「밟다」(意味:踏む)
それでは、例をみていきましょう。
二重パッチム「ㄹㅁ」
- 삶다<サムタ>(意味:茹でる)
規則に従って読めばサルタになるべきですが、二重パッチム「ㄹㅁ」の組み合わせは「ㅁ」を読みます。
- 삶<サム>(意味:人生、命)
삶다と同様にやはり右側のパッチム「ㅁ」を発音します。
- 젊다<チョムタ>(意味:若い)
二重パッチムの隣が「ㅇやㅎ」だと左のㄹから読んで、ㅁは連音化します。
- 젊은 사람<チョルムン サラム>(意味:若い人)
先に左のㄹを読んで、右のㅁが은と連音化して、믄と発音されていることを確認できましたか?
二重パッチム「ㄹㄱ」
- 맑다<マクタ>(意味:晴れる)
天気に関する表現の詳細は韓国語の天気や天候に関する表現をご参照ください。
- 닭<タク>(鶏肉)
日本でタッカルビと言われるように、実際に発音の際「ク」はほぼ聞こえません。
- 읽다<イクタ>(意味:読む)
連音化のルールは今までと同じです。
しかし、+고とした時はをㄹを読むというルールが!
- 맑고 덥다.<マルコ トプタ>(意味:晴れて暑い。)
cf:젊다の場合
- 젊고 귀여운 소녀.<チョムコ キヨウン ソニョ>(意味:若くて可愛い少女)
二重パッチム「ㄹㅍ」
日常的に、このパッチムの組み合わせの単語を見ることはほとんど無いのですが、例外として押さえておきましょう。
- 읊다<ウプタ>(意味:詠む、吟ずる)
単語「밟다」(意味:踏む)
밟다の読み方は、パッチムの右側を読んで「パプタ」となります。
正確には、二重パッチム「ㄹㅂ」の組み合わせの読み方は、単語の品詞によって変わります。
- 形容詞や数詞→左パッチムを読む
- 動詞→右パッチムを読む
二重パッチムの単語の読み方のルールでご紹介した여덟(意味:8)はㄹを読んでいます。
しかし、いちいち品詞を気にしていられませんので、動詞の밟다は「ㅂ」を読むと覚えておきましょう。
過去形やへョ体など二重パッチムの隣が「ㅇ」だと左のㄹから読んで、ㅂは連音化します。
- 밟았다<パルバッタ>(意味:踏んだ)
二重パッチムのまとめ
よく使う単語は、使っているうちに慣れてきて覚えてくるはずです。
私のようにいつまでも曖昧にしたまま使うことを避けていると身につかないので、ルールを参考にして、色々使ってみて下さい。
- 基本的に左側を読む
- 例外二重パッチム「ㄹㅁ」「ㄹㄱ」「ㄹㅍ」は右を読む
- 単語「밟다」も右側を読む
韓国語の勉強、がんばりましょう!